給料格差の問題とその解決策

介護施設における給料問題で一番多いのが、給料格差の問題です。
介護職の給料選定基準は、日本に昔から根付いている年功序列制賃金とは異なり、所持している資格や技術面にて決定されるため、長年働いている介護職員初任者研修を持っている介護職の方よりも、勤続3年の介護福祉士資格を持っている介護職の方のほうが給料は高くなる場合がほとんどです。
また、所持資格によって基本給が変動する給料体系を取っている施設の場合、所持資格によって賞与額は変動しますし、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームなどでは、給付賞与の月数が基本給の4ヶ月分など大きいところが大半ですので、資格の有無によって更に年収格差は広がります。

この給料格差問題における解決策は単純で、より上位の介護資格を取得することです。資格によって年収が左右されるということは、資格さえ取ってしまえば、給料は自ずと上がるということです。相対的な評価により、あやふやな評価基準で自身の給料が決まるのではなく、誰がどう見ても同じ評価対象である資格所持者という現実は、非常にわかりやすく、働く上でのモチベーションにも繋がります。
今後、介護福祉士に次ぐ新たな介護系国家資格が生まれようとしている中で、更に所持資格の重要性は高くなってくるでしょう。もし、あなたが給料格差に悩んでいるのであれば、1日でも早くより上位の介護資格を取得するという解決方法があります。そうすることで今の職場がより働きやすい職場へと変貌します。